2020.05
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北京迪愛慈広告有限公司、中国自動車データ企業「领动启恒科技有限公司」と 相互独占的な業務提携契約を締結 ~自動車ディーラーデータを活用したデジタル広告商品の開発・ローンチへ~

このたび、北京迪愛慈広告有限公司(以下、北京DAC)と领动启恒科技有限公司(以下、QiHeng)は、新しいデジタル広告商品の開発・ローンチへ向け、戦略的業務提携契約を締結いたしました。

背景
中国は、自動車市場において世界No.1であり、2019年の販売台数は2576.9万台[1]に達しています。自動車業界のマーケティング予算におけるデジタル活用も盛んであり、中でもオンライン・オフラインの様々なデータを活用した広告配信最適化の取り組みは日々進化している状況です。こうした市場環境において、この度両社は、自動車業界マーケティング施策に対する更なる貢献、マーケティング予算の更なる効率化を目指し、業界初の試みとなる「自動車ディーラーの在庫・販売状況のリアルタイムデータ」を活用した新しい広告配信最適化・分析ソリューションの開発・提供を開始致します。

[1] 中汽协2019统计数据:http://www.caam.org.cn/chn/4/cate_39/con_5228367.html

両社代表はQiHengデータダッシュボード前に撮影

中央左)QiHeng総経理 张曜钦   中央右)北京DAC 総経理 杉山惠二郎

プロジェクト概要
両社は共同で、QiHengが提供する自動車ディーラーの在庫・販売状況のリアルタイムデータ(オフラインデータ)とオンラインデータを組み合わせることで、従来のオンラインデータのみを中心とした広告配信と比べても、より効果的に広告配信を最適化・分析が可能となるソリューションを開発中です。QiHengの提供するディーラーデータは、エリア(市別)毎のディーラーにおける自動車在庫・販売状況(ブランド別・車種別)をリアルタイムに捕捉したデータであり、中国全ディーラーの約50%をカバーしています(注:本取り組みにおいて活用するのは統計処理後のデータであり、各ディーラーの実績を個別に断定するデータはこれに含みません)。このソリューションにより広告主は、自社のディーラー在庫・販売状況を広告配信の最適化に活用することは勿論、市場全体や、特定の競合他社のディーラー在庫・販売状況も加味したマーケティング戦略立案や、広告配信の最適化・分析が可能となります。なお、北京DACは、QiHengデータのデジタルマーケティング領域での活用における独占契約を締結しております。

【概要図】

今後の展開について
両社は今後とも、QiHengの独自データと、北京DACグループのデジタルマーケティング領域におけるデータサイエンス・テクノロジー・ノウハウ等を相互に活用し、中国自動車業界における効果的なマーケティング活動を更に強力に支援するソリューションを開発して参ります。

 

両社の説明

北京迪愛慈広告有限公司(北京DAC):2005年に中国北京に設立。博報堂DYグループのデジタルビジネス中核企業であるデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(DAC)のノウハウを活用しながら、中国市場における独自のデジタルマーケティングサービス及びソリューションの開発・提供を担う。

 

以上

問い合わせ先(北京DAC)

三宅真嗣(miyake@dacbj.com.cn)、馮耀(fengyao@dacbj.com.cn)、

曹萌(caomeng@dacbj.com.cn)、横路裕一(yokomichi@dacbj.com.cn)